月5,000円のお小遣いをもらっている中学2年生のAさん。ある日、友だちから「毎月1,000円ずつ積み立てたら、10年後にいくらになるんだろう?」と聞かれ、答えに詰まってしまいました。あなたなら、いくらだと思いますか?
これは実際によくある、身近な疑問です。今回は、この場面を例に、中学生・高校生と一緒に考えたい「お金の増え方」と、その考え方の練習についてお話しします。
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まずは試算してみよう
月1,000円を10年(120か月)積み立てると、元本は12万円です。ここに『年3%で増え続けた』と仮定すると、約14万円弱(約13万9千円)になる、という試算ができます。ただしこれはあくまで仮定の数字で、実際の運用では年ごとに増えたり減ったりし、3%が続く保証はありません。
大切なのは答えの数字そのものよりも、『どんな前提で、どう計算したのか』を自分の言葉で説明できることだと、私たちは考えています。
『分解して考える』と、見えてくるもの
ミラダスでは、この事例を次のように分解して考える練習をします。
- 元本はいくら?(月1,000円×120か月=12万円)
- 増える部分はどこから来る?(増えた分にも次の年に増える力がはたらく=複利という考え方)
- 前提が変わったらどうなる?(増えない年、減る年があったら?)
- 自分ならどうする?(毎月いくらまでなら無理なく続けられる?)
ひとつの数字を「暗記」するのではなく、条件を分けて『試す・修正する』ことが、論理的に考える力につながります。
お金は増やすことだけが目的?
お金を増やすことだけが目的ではありません。増える可能性と、減る可能性(リスク)の両方を理解したうえで、自分で判断する力を育てることが、金融教育の大切な役割だと考えています。中高生のうちは、実際のお金を動かすより、仮想の資金で試しながら考えるほうが、失敗から学びやすいでしょう。
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今日から試せるミニ課題
ご家庭や学校で、ぜひ次の課題に挑戦してみてください。『毎月の積立額を500円・1,000円・2,000円の3パターンで、10年後の元本がいくらになるか計算し、その差を一言でまとめる』。電卓や表計算アプリで十分です。保護者の方は、答え合わせより『どうしてそう考えたの?』と聞いてあげると、考える力が伸びやすくなります。
よくある質問
Q. 中学生や高校生にも投資の話は早いですか?
早すぎることはありません。実際にお金を動かすかどうかは別として、増え方やリスクの仕組みを知っておくことは、将来お金を扱う前の準備になります。
Q. 数学が苦手でも大丈夫ですか?
大丈夫です。難しい計算より、『条件を分けて考える』ことを大切にしています。電卓やツールも使いながら進めます。
Q. 体験授業ではどんなことをしますか?
お金や仕組みをテーマに、自分で考えて表現する内容を体験していただきます。詳しくはボタンからお問い合わせください。