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基礎知識

「働く」と「お金」の関係を知ろう 〜おこづかいとアルバイトの違いから学ぶ、社会の仕組み〜

仕事を通じてお金を得る仕組みを知る金融教育の文脈で使える人物画像

「お金って、おこづかいやお年玉でもらうものじゃないの?」
そんな印象を持っている子どもは多いかもしれません。

けれど、社会に出ると、お金は「働くこと」で手に入れるものになります。

では、なぜ“働く”ことでお金がもらえるのでしょうか?
それは、ただ大人になるから…ではなく、「人のために価値を届けているから」なんです。

この記事では、小中高生やその保護者の方に向けて、「働くこと」と「お金」のつながりを、身近な例からわかりやすく紹介します。

「働く」とは=人のために何かをすること

働く=人の役に立つこと

パン屋さんが早朝からパンを焼いてくれるおかげで、私たちは朝ごはんを食べられます。
病院の先生がいてくれるから、ケガや病気のときに助かります。

こうした「誰かの困っていることを助ける」ことが仕事の本質です。

そして、その対価として受け取るのが「お金」です。つまり、「働くこと」とは、「ありがとう」をお金という形で受け取ることでもあるのです!

働くってどういうこと?

・誰かの困りごとを解決する

・誰かに喜ばれるサービスやモノを提供する

その“ありがとう”の気持ちが形になったのが、お金です。

💡 お金は「ありがとうのかたち」でもある

おこづかいとバイトは何が違う?

子どもがお金を手に入れる方法として、おこづかいやお年玉があります。
中高生になると、条件付きでアルバイトもできるようになりますね。

でも、この2つは意味が少し違います。

おこづかい=家庭内の学習ツール

・保護者から定期的にもらう

・金銭管理の練習・計画的な使い方を学ぶ目的がある

・労働の対価ではない

アルバイト=労働の報酬

・時間や労力を使って働く

・お店や企業の仕事を手伝い、その対価としてお金をもらう

・初めての「自分で稼ぐ」経験となる

アルバイトで得たお金は、達成感や責任感もセットでついてきます!

どんな仕事がある?いくらもらえる?

職業によって異なる報酬

働く人の仕事や収入はさまざま。
その違いには、いくつかの理由があります。

① 知識やスキルが必要な仕事

・医師、弁護士、エンジニアなど

・長い勉強や資格取得が必要なぶん、報酬も高くなる

② 危険や責任が大きい仕事

・消防士、警察官、建設現場など

・人命や安全に関わる仕事には高い責任があり、それに見合った給与が支払われます

③ 人気・競争が激しい業界

・芸能人、プロスポーツ選手、YouTuberなど

・成功すれば高収入ですが、不安定で競争も激しい世界です

● 平均年収の一例(参考)

・小学校の先生:約600万円

・プログラマー:約450万円

・建設作業員:約400万円

・医師:約1,200万円

(※地域・年齢・勤務先によって違いがあります)

働き方はひとつじゃない!現代の多様な仕事のカタチ

昔は「企業に就職して働く」が一般的でしたが、今はそれだけではありません。

雇われて働く

・会社員、公務員など

・安定した働き方ができる反面、仕事内容はある程度決められている

自分で仕事をつくる

・起業家(社長になる)

・フリーランス(自営業者)

・インフルエンサーやアプリ開発者など

自由な働き方には魅力がありますが、自己管理やリスクへの理解も欠かせません。

「働く理由」はお金だけじゃない

もちろん、生きるためにお金は必要です。
でも、長く働き続けるには、それだけでは足りません。

他にもこんな理由があります

・誰かの役に立ちたいから

・自分の“好き”を仕事にしたいから

・社会とつながりを持ちたいから

「自分は将来、どんなことで人の役に立ちたい?」
この問いかけが、進路を考えるときの大きなヒントになります。

保護者の方へ|家庭でできる「仕事とお金」の対話習慣

働く=人の役に立つことで、お金という“ありがとう”を受け取ること


おこづかいとアルバイトの違いを知ることで、金銭感覚が養われる


職業選びには報酬だけでなく、“やりがい”や“社会への貢献”も大切

働くことは、「自分が誰かのために何ができるか?」を考えることでもあります。
そしてその積み重ねが、自分自身の成長と未来をつくっていくのです。

親子で「働くことの意味」について話しながら、子どもの“将来を描く力”を育てていきましょう!


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