「知らないうちにおこづかいがなくなっていた…」
そんな経験はありませんか?
お金はとても便利で、毎日の生活を支えてくれる大切なツール。でも、何も考えずに使っていると、あっという間になくなってしまうものでもあります。
そこで今回は、中高生でも実践できる「お金の使い方で失敗しないための4つのルール」をご紹介します。ほんの少し意識するだけで、お金に振り回されず、自分の生活をコントロールできるようになりますよ!
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「欲しいもの」と「必要なもの」を見分けよう

お金を上手に使う第一歩は、「これは本当に必要?」と立ち止まって考える習慣をつけることです。
たとえば…
◾️必要なもの:文房具、部活で使う道具、通学定期券
◾️欲しいもの:新しいゲーム、ブランド品、流行りのグッズ
欲し「必要なもの」は生活や学習に欠かせないもの。対して「欲しいもの」は、あってもなくても困らないものです。
すべての「欲しいもの」を買っていると、すぐにお金はなくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、「欲しいと思ってもすぐに買わない」こと。
自分でルールを作って、たとえば「1週間たっても欲しいと思っていたら買う」というようにすると、冷静な判断ができて後悔も少なくなります。
予算を決めて「使える金額」を意識する

なんとなくお金を使っていると、あとで「使いすぎた!」と焦ってしまうことがありますよね。
そんなときに役立つのが、「あらかじめ予算を決めておく」ことです。
こんなふうに分けてみよう
◾️月のおこづかい3,000円
→ 1,000円は貯金、2,000円を自由に使うお金に設定
◾️友達と遊ぶ日
→ 「今日は1,500円以内で過ごす」と決めてから出かける
使う金額にあらかじめ上限を設けておけば、気づいたらお金が足りない…というトラブルを防げます。自分でルールを作ることが、お金をコントロールする第一歩です。
「安い=得」とは限らない!値段に惑わされない目を育てよう

セールや割引、ポイントアップの文字を見ると、「今買わなきゃ損かも!」という気持ちになりませんか?
でも、実は“安いから買う”という行動が、もっとも無駄遣いになりやすいのです。
よくあるケース
◾️「2つ買うと1つ無料!」のセール → 実はどれも必要なかった
◾️安い洋服を衝動買い → 結局あまり着なかった
◾️限定キャンペーン → 使い道のないアイテムだった
「本当に必要かどうか」を基準にして、「安いから」という理由で買わないようにしましょう。安さではなく“必要性”を軸にすることで、無駄遣いは確実に減ります。
使ったお金を記録するクセをつけよう

「いつ」「何に」お金を使ったのか、自分でしっかり記録していますか?
お金の流れを記録しておくと、自分の使い方のクセが見えてきます。
記録の方法はカンタンでOK
◾️ノートに手書きする
◾️スマホのメモアプリを使う
◾️家計簿アプリを使って自動管理
記録の例
1月25日 コンビニでお菓子 300円
1月26日 文房具 500円
1月27日 ガチャガチャ 200円
こうして振り返ってみると、「これは必要だったかな?」という出費がきっと見つかるはずです。記録をとるだけでも、お金の使い方は変わります。
お金の使い方を自分でコントロールできるようになろう!

お金は、使い方を間違えればあっという間になくなります。でも、上手に使えば、生活を豊かにしてくれる大切な道具でもあります。
大事なのは「自分でコントロールする」意識を持つことです。
・欲しいものと必要なものを見分ける
・予算を決めてから使う
・値段よりも本当に必要かを基準にする
・使った金額を記録する
この4つのルールを守るだけで、あなたの金銭感覚は大きく変わります。
そしてこの「お金の使い方の習慣」は、将来社会に出たときにも大きな武器になります。
「なんとなく使って、なんとなくなくなる」ではなく、
「目的をもって使って、未来につなげる」お金の使い方を、今日から始めてみましょう!